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6/28/2008 百年の愚行 写真集『百年の愚行』
発行:Think the Earth
20世紀がどんな時代であったか。「創造と革新の世紀」、一方で「破壊と愚行の世紀」でもあった。
写真もさることながら、散りばめられたエッセイにうねりをあげずにはいられない。
「白洋淀は失われた美しき夢となってしまった」鄭義
「何がわれわれを追い詰めているのだろう。根源にあるのは消費欲である。」池澤夏樹
「「人権」の再定義」クロード・レヴィ=ストロース
「世界の主導権を握る次なる国家はどこか?」フリーマン・ダイソン インディ・ジョーンズ 映画『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』
待ちに待った作品。手の込んだ演出がしてあるなぁ、と感心するとともに、ハリソン・フォードの若さっぷりに感激。 内海ダム再開発 公聴会第1日目 6/27公聴会第1日目の様子を報告すると、再開発について起業者である香川県が、計画の治水・利水の必要性について説明。
その後、推進・反対派が交替で登壇して、それぞれの立場からその理由を公述した。
(公聴会は全2回、次回は6/29
香川県の意見
1.ダムの目的「治水対策」
「流水の機能維持」
「水道水の確保」
2.総事業費185億円 ダム再開発代替案も検討したが、ダム建設がもっとも費用対効果が得られる。
3.河川法にもとずく多目的ダムである。
4.河川環境の保全に不可欠であり、流域住民の生命と財産を守る事業である。
推進派の意見
1.度重なる水不足で、観光業は被害をこうむってきた。安定した水供給が必要。
2.ダムによって景観が損なわれるというが、寒霞渓とはまるっきり関係がない(根拠不明)。
3.治水・治山は、生命と財産を守るために最優先事項
反対派の意見
1.H9年以降、ひどい渇水は経験していない。水は今のままで何とか足りている。
2.今後は人口減少する予測なので、水需要も減る
3.耐震性が心配される
4.寒霞渓の景観を損ねる
5.水道料金が値上がりする
6.ダムができればできるほど水は少なくなる。
ぼくの疑問としては、
1.起業者の県は計画が「科学的根拠」に基づいていると言うが、説明責任が果たされていない。これは建設予定地である小豆島町長も同じく。検討にあたって専門的知識が必要であるが、学識者については誰をどうやって選んだのか?
2.説明責任が果たされていないので、住民は科学的根拠に基づいて議論ができない。現段階では、議論がされ尽くしていない。というか正しい議論ができない。
3.住民意見を反映する、手続きを踏んできていない。住民が意見を申し入れる機会がない。
というところだ。
会議中、頭の中を回り続けていた言葉がある。
ダライ・ラマ「日本人は忙しすぎて、自然が何たるか知らないのではないか」
会場から発せられた言葉。
「河川環境の保全のためにダムが必要」
「川の水が涸れてしまわないようにダムが必要」
「ダムによって自然美と環境保全が両立する」
「ダムは大きいほうがよい。水をより多く蓄えられる」
水への想像力。水だけではなく、自然そのものの力。「生態系のサービス」という用語があるが、まさにそれを感じられなくなってきた現代である。
ぼくは自然本来の姿や機能が、どんなものだったか、常に問い続けていきたい。 6/27/2008 小豆島内海再開発ダム 特急うずしおに乗り込み、高松へ向かう。高松からはフェリーに乗り換え、小豆島へ。 列車の窓から見える阿讃山地の峠道が好きだ。濃く深い山の緑と、慎ましい農山村の暮らし。そしてトンネルを抜けると、群青の瀬戸内海。小さな島影がぽつりぽつりと散らばっている。 小豆島では、渓谷美で有名な寒霞渓(かんかけい)の直下にある内海ダムの再開発をめぐって、地元住民からさまざまな疑問や指摘が噴出していて問題となっている。 今日はその事業実施にあたって、国交省四国地方整備局が公聴会を開催するので、傍聴参加してくる。 再開発については1996年前後からさまざまな動きがある。専門家、政治家、住民から事業そのものの必要性への疑問。 ただぼくが見ていえることは、地元住民の意見が民主的に反映される仕組みづくりがなされていないということ。 この仕組みづくりには、行政に真剣に取り組んでもらいたい。 そして住民には、将来そこで暮らすことになる未来世代の幸せを考えて、正しい選択を行ってもらいたいと願う。 月曜6/30は、京都へ。注目の淀川流域委員会が開催される。 6/24/2008 反逆する風景 辺見庸著『反逆する風景』
辺見さんの『もの喰う人々』を読んで、文章に衝撃を受けた。それ以来、文章というものをただ書くだけではなく、人に伝わるように書くということを考えるようになった。
「風景が反逆する」とはいったいどういうことなんだ?タイトルを見て、思わず手にとってしまった。 6/23/2008 柳川掘割物語 映画『柳川掘割物語』
製作:宮崎駿 監督:高畑勲
「日本が貧しかった頃、手の届くところに水辺があった」
このナレーションで始まる、ドキュメンタリー映画。
かつて暮らしとともにあり、自然の恩恵を持続可能な形で享受する柳川の人々の暮らし。その中心にあったのは、掘割(ほりわり)だった。
経済成長とともに徐々に失われていった掘割とともにあった暮らし。何を得て、何を失ったのか。そして失ったものを取り戻そうと、取り組んだ人々。
涙。
柳川市観光協会website
6/18/2008 サルサ 映画『サルサ』
1999年 フランス=スペイン 監督:ジョイス・シャルマン・ブニュエル
キューバ音楽とキューバ女性に恋をしてしまったフランス人レミ。
レミがキューバ人の友人に聞く。
「キューバ人になるのはどうしたらいい?」
「悲しみを表に出さないことだ」 鈴本 東京上野、鈴本演芸場に行ってきた。
落語を中心に、漫才、曲芸など、実に愉快。
なんだろうな、真打ちに近づくにつれて見ている(聞いている)こちらの上半身が前のめりになって惹き込まれていく。
鈴本演芸場website
チベットチベット 映画『チベットチベット』
監督:キム・スンヨン
在日コリアン3世監督による、チベット潜入ドキュメンタリー。よく帰ってこられたな、この人。
現在、中国政府によるチベット弾圧は、その後の四川大地震やいくつかのニュースで、人々の脳裏から薄らいでいる。ラサにおけるチベット族の暮らしや破壊された家屋、それが漢民族の集落とあまりにもかけ離れていることに驚く。
この映画では、何よりもダライ・ラマ14世の穏やかさが心に響いた。
website
6/16/2008 「知」のスピード 平尾誠二著『「知」のスピードが壁を破る 進化しつづける組織の創造』
高校でラグビーをしていていた時、チームとはどうあるべきか、プレイヤーはどうあるべきか、ぼくに考えるきっかけを与えてくれたのは、平尾さんの著書だった。
その後、「日本ラグビー 百年の計」を発表し、日本代表監督に就任。2000年ぐらいまでの自身の経験を、この著書にまとめてある。
まさに目から鱗、言葉をもつことで目に見えてくるものが多くある。
「イメージは、行動の指針となるもの」
「可能性は目に見えない。それが目に見えるようになるのは未来のことだ。」
「失敗しても、実際に実行してきた人、批判を浴びる立場に立つ人こそ、プロだろう。」
「発信されたものを受け取る側から、発信する側、変革を起こしていく側に立つことを目標に進んでいかなければならない。」 6/11/2008 ジェイン・オースティン 映画『ジェイン・オースティンの読書会』
監督/脚本:ロビン・スウィコード 出演:キャシー・ベイカー
ジェイン・オースティン、1775年生まれイギリス・ハンプシャー州生まれ。『分別と多感』『自負と偏見』など、人間の愛に焦点を当てた小説を書いた。
6つの作品を、6人の個性あふれる主人公が読みほどいていく中で、それぞれの生活が変化していく。6人の中で唯一の男性、グレッグの生き方に共感とともに笑い。 6/6/2008 ロンサム・ダブ アメリカテレビシリーズ『ロンサム・ダブ ~モンタナへの夢~』
出演:ロバート・デュバル、トミー・リー・ジョーンズ
なんたるかっこいい男たちか!そしてアメリカの自由の精神とは、こういうことなのか。
熊本のやっさん、大事なVTR貸してくれてどうもありがとう。吉野川のガス・マクリーとなるべく、精進します。 山のあなた 映画『山のあなた ~徳市の恋~』
監督:石井克人 出演:草彅剛、マイコ
お芝居を観ているような、不思議な演技展開。まだ見ぬ東北の地の、やさしい緑に心を打たれた。
レイトショーに行ったのだが、スクリーンを独り占め。観客一人って、大丈夫ですか、北島シネマサンシャイン殿。 6/2/2008 嘘つきアーニャ 米原万里著『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
共産主義時代にプラハのソビエト学校で育った米原さん。3人の個性的な同級生との出会いと、再開があまりにもドラマティック。
それぞれが時代や民族に翻弄された。
このユーモラスなエッセイストももういない。 |
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