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26-12-2007 大胆さ 海を越え、新潟へ。
妙高池の平スキー場にて、シーズン3.4.5日。吉野川の仲間総勢7名でのトリップ。スミス、たくや、おーちゃん、ちこちゃん、おーや、まきろん。
今回の自分の滑りのテーマは、「大胆さ」。スピードを意識してみた。スピード感を意識することによって、カービングターンもかなりいい感じになってきた気がする。課題は、ショートターンの足の入れ替えで、もっと速く入れ替えないとコブとかはターンできないんだろな。
最終日は、朝から雪降りしきる中で、ゲレンデも非圧雪状態。これには笑いがとまらず、転んでもむしろ気持ちよい。
池の平は、コースが長く、それほど難しくもなく、のんびりしたおすすめのゲレンデ。温泉もグッド!
そしてお土産には、妙高の日本酒「鮎正宗」。
20-12-2007 寒川 映画『寒川』
宮崎県の限界集落「寒川」に、焦点をさだめたドキュメンタリー。
限界集落とは、人口の半分以上が65歳以上となって、生活を営むのが困難になりつつある集落のことを指す。現在、日本全国で約8000弱あると言われている。
それらの地域の文化・経済が衰退していくことは、表面だってわかりやすい。さらに人間が手を入れた自然は、継続した人間のかかわらりを失くすと荒れ果てて、自然災害を引き起こすことになる。
不便だが、自然と向き合って暮らしてきた人々が発する言葉「ふるさと」に、思わず涙がこぼれていた。 19-12-2007 開幕14-12-2007 polar 石川直樹写真集『POLAR』
リトルモア
「街があることさえ知らなかった。
タンポポの花が咲くことも初めて知った。」
石川さんが10年かけて訪れた、北極圏の各地を詩的な写真で語っている。
アラスカのシシュマレフ村で地球温暖化の海面上昇によって、海岸が削られて崩れ落ちている家。
グリーンランド・イルリサット、街の家の明かり。 13-12-2007 スウェーデン四季暦 訓覇法子(くるべのりこ)著『スウェーデン四季暦』
東京書籍
スウェーデン人の日々の暮らしから見えてくる、「豊かさ」。
生活に必要な要素って、何なのか?質素で家庭的なスウェーデン人の生活に、ぼくの目指すスタイルの大きなヒントがある。
安心して、正直に、そしてシンプルな生活を送ること。
「生活を自己決定する権利とは、すべてのひとにとっていちばん大切な、最初で最後の権利であると思う。なぜなら、たぶんそのことが、生きがいのある、豊かな生を送れるかどうか決定する出発点であるからだ。」
「美しいと自然をめでるのでもなく、またその雄大さを征服するのでもな。人々は自然のなかに入り込んで生活をすることによって、自然と対話する。木漏れ日のなか、自分の足音だけを聞きながら蒼い苔の上を歩くとき、過ぎ去った人生を振り返る。島影ひとつない海原で、太陽と紺碧の空と水だけに囲まれてヨットを走らせるとき、宇宙の豆粒のような小さな自分の存在を知る。」
-訓覇法子
訓覇さんの詩的な文章と、ブー・モッスベリィさんのやわらかな挿絵に惹かれる。
先日の新聞には、ノーベル平和賞を受賞した『不都合な真実』のアル・ゴア氏の温暖化防止についてのコメントが載っていた。
「人類は文明継続への脅威という地球規模の緊急事態に直面する。断固とした大胆で素早い行動により最悪の結果を避け危機を乗り越えられる。」
「(温室効果ガスの)二酸化炭素は目に見えず味もにおいもなく、危機に気付きにくい。強大な真実が本当に不都合な場合、社会全体が無視することもある。」
記事はこのほか、「われわれの手で温暖化を止められる」との回答は、インド45パーセント、ブラジル26パーセント、フランス5パーセントと、温暖化問題への関心は高いが、個人レベルでの取り組みへの認識は低いと指摘していた。
身にしみついたライフスタイルを転換することは、本当に難しいことだと思う。
しかしそう思ったとき、スウェーデン人のライフスタイルは大きなヒントになるはずだ。 12-12-2007 森を守る文明・支配する文明 安田喜憲著『森を守る文明・支配する文明』
PHP新書
環境考古学の視点から、世界で人間が過去、森林をどうとらえてきたのか、明らかにしている。神話が、科学的に人間と自然とのかかわりを物語っている。神話の紐解き方が、実に科学的であり、現代の人間生活に示唆を与えていることを実感する。
安田さんのことを知ったのは、僕が大学生の時。冒険家の関野吉晴さんが、「グレートジャーニー」と題して、人類の拡販ルートを人力と動物の力で逆から辿っていた。そのドキュメンタリーの中で、中東レバノンのくだりで、安田さんと関野さんが人類の森林破壊について語っていた。グレートジャーニーは僕自身が、外の世界と自然に強く興味を持つようになった一つのきっかけだった。 7-12-2007 アラ・アルチャ 家の掃除をしていたら、一枚の写真が出てきた。
2003年冬、ぼくはキルギス共和国のビシュケクに短期留学に出かけた。
マナス空港を降り立つと、まず目に入ったのが、遊牧民のゲルとその周囲を駆け回っている馬。まじ?首都空港のすぐそばだぜ。
懐かしいアジア人の体臭、シャシリクという羊の肉串焼きの旨さ、隣部屋のトルコ人のいい加減なラマダン。アラ・アルチャ山岳公園には、狼がいるという。いや、山岳地帯に入れば、どこにでもいるという。狼と羊と、馬と山の国、キルギス。
帰国してしばらく経ち、ビシュケクの国会議事堂が占拠されクーデターが起こった。議事堂の横を歩いて、グム(百貨店)に買い物に行ったっけ。いや、革命である。議会選挙の不正から野党勢力の反政府運動が広がり、アカエフ大統領はモスクワへ亡命。その後辞任し、民主化を目指すバキエフ大統領が誕生。新憲法が発布された。
氷河を抱く山の写真を見ながら、遠くキルギスのことを想った。 ICT NPO法人里山の風景をつくる会(http://www.enjoy-satoyama.jp/)の、セミナーに参加してきた。
株式会社Gofieldの森田桂治さんを講師に迎えての「NPOのIT活用術」である。
ITとは、Information Technologyの略だが、最近はもう一つの相互関係も含めてICTと呼ばれる。Information and Communication Technologyである。
現在、Internetを利用して、何らかのページにたどりつく時、約90パーセントが検索エンジン経由でやってくる。そして世界ではgoogle、日本ではyahoo japanの利用率が最も高い。しかし、日本でも、性別や年代によって、利用サイトは違うので、企業等は情報の発信を、目的によって使い分ける。検索エンジンの普及によって、各家庭からストック型の情報ツール(例えば医学書、ハローページ)が姿を消しているという。
ここ数年は情報発信の便利さからブログとSNSの活用が増え続けている。世界のブログ開設数は、ものすごい右上がりのグラフを示しているが、その中でも日本語のシェアは37パーセントを占めている。これには驚き。それに対して英語は36パーセントであるが、日本人の民族性がだれかに文章で伝えたがるものなのかと森田さん談。
誰でもが気軽に情報を入手し、また発信することができることになった社会である。情報はボーダーレスである。
人に伝えるツールとしてのICT、ひじょうに勉強になった。
しかしぼくは、その情報化社会には別の側面があることを書いておきたい。
ICTには2つのデメリットがあるのではないか。
1つ目。情報通信(インターネット、携帯電話)に使われる電力消費量の増大である。これまで産業に使われる電力は製造業が大きな部分を占めてきていて、しかし工場の海外移転にともない、国内の電力消費は減少すると考えられていた。しかしかえって増えているという。これの原因が情報通信産業らしい。2006年度には、日本の総電力量の1パーセントをNTTが使っている。
またアメリカでは、10万世帯が使う電力消費量と同じだけの電力を使っている検索システムの会社があるとのこと。
(上に書いたことは、「ミツカン水の文化センター」の機関紙26号、『問われる科学者の感性』を参考、引用させてもらった。http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_26/no26_d02.html)
情報通信の使用については、車の使用と同じことが言えると思う。現代の生活で、インターネット、携帯電話を手放すことはなかなか難しい。しかし事実電力の消費はかなりの量となっていて、それに伴うCO2の排出があるということ。使用の際に、それらの事実があることを踏まえること。それによって必要のない、使用はできなくなるはずである。
2つ目。今後、情報化社会はますますweb上へ動くだろう。SNSで、交流が活発になることは結構だが、リアルに野外に出て、人と出会う機会が少なくなるのでないか。いや、出会わなくても満足してしまうのではないだろうか?それで人間の絆が生まれるだろうか。皮膚感(笑)というか、空気感を感じることが、人間の絆をつくることだと思う。車で移動しなくなるから、CO2の排出量が減るとか、そんな問題ではない。
これも使い方次第だと思う。これも「足るを知る」、ということになってしまうが、使う限度をわきまえること。大事なことだと考えている。 3-12-2007 地域再生 神野直彦著『地域再生の経済学 豊かさを問い直す』
中公新書
8月のシンポジウムで特別講演をしてくださった神野さん。シンポジウムの講演は、ぼくにとってまさに目から鱗だった。
経済学という見地から、人間の本質について、豊かさについて、最後には涙すらでるほど感動する。心を打たれた。ぜひともぜひとも一読を。
-人間の歴史は人間の自由を拡大していく歴史でもある。
「人は家の中にいるために家をつくる。そして、人は家から出るために、同じように家から出てきた人たちと会うために、都市をつくる。」-オルテガ・イ・ガセット |
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